演奏の質を高める鍵は「言語化と情報量」にあるかもしれません
- info221737
- 8月7日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
最近読んでいる『解像度を上げる』(馬場隆明さん著)という本から、ギターの練習や上達に深く関係するヒントを得たので、シェアします。
🎯「わかってるつもり」が上達を止める?
この本では「本当に理解しているかは“言語化できるかどうか”でわかる」と言われています。
つまり、自分の中でちゃんとわかっていたとしても、それを誰かに説明できなかったら、それは理解が浅い可能性がある、ということです。
これって、ギターの練習にもそのまま当てはまります。
弾いているメロディを、口ずさめますか?
リズムやニュアンスを、言葉で説明できますか?
うまく弾けなかった理由を、自分の言葉で説明できますか?
演奏技術を伸ばすには、ただ弾くだけではなく、「なぜできた/できなかったのか」を言語化する力がとても大事です。
📚もうひとつ大切なのが「情報量」
もう一つ印象的だったのは、「解像度が低い=情報量が足りない」という考え方。
たとえば、フラメンコの名手たちの演奏を何百と聴いて、どう弾いているのかを比較したり、パターンを集めたりしていくと、
そのうち「なんとなく構造が見えてくる」という感覚が生まれてきます。
本書では「100例ではまだ足りない。300〜400例ぐらいでようやく地図になる」と書かれていて、これは演奏でもまさに同じだと感じました。
✍️言語化とサーベイを、少しずつ
生徒の皆さんにおすすめしたいのは、次の2つを日々の練習に少しだけ取り入れてみることです。
うまくいった/いかなかった理由を、言葉でノートに書く
いろんな演奏や音源を意識的に“比較”して聴く(サーベイ)
それだけでも、思考が整理されて、演奏がグッと上達しやすくなります。
🌱今日のまとめ
弾くだけじゃ、見えないことがある。
言葉にしたり、比較したりすることで、解像度は上がる。
これは演奏だけでなく、学び全般に共通することかもしれません。
ぜひ、みなさんの練習にも少しずつ取り入れてみてくださいね。
今日も、小さな発見に感謝しつつ。



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