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小さな優しさと音楽の力




最近、本を読みながら「マイクロカインドネス(小さな優しさ)」という言葉に出会いました。

ほんのちょっとした思いやりや行為が、相手の心を軽くしたり、受け取った自分自身の気持ちまで穏やかにしてくれる。そんな研究結果があるそうです。しかも、それを受け取った人は、また別の人に優しさを返してしまう…優しさって不思議ですね。


本にはこんなことも書かれていました。

大昔、人類が絶滅しかけて千人くらいしか生き残らなかった時代があったそうです。そのとき、人は「見知らぬ相手に手を差し伸べること」で生き延びてきたのかもしれない。孤独を和らげて「ひとりじゃない」と伝える行為が、私たちのDNAに残っているのかもしれない。そう考えると、マイクロカインドネスってとても深いものだなあと感じます。


そして、ふと思ったんです。

音楽も、この「小さな優しさ」とつながっているんじゃないか、と。


音楽を聴くと安心したり、誰かと一緒に歌ったり演奏すると気持ちがつながるように感じる。研究でも、合奏や合唱は「オキシトシン」という安心のホルモンを分泌させることがわかっているそうです。つまり、音楽に触れること自体が「小さな優しさ」をやり取りしていることになるんじゃないでしょうか。


フラメンコギターを弾くこともそうだと思います。音を通して自分の想いを届けて、聴いてくださる方がそれを受け取ってくれる。その瞬間、小さな優しさの循環が生まれているのだとしたら、なんだか嬉しいですよね。


小さな優しさも、音楽も。

どちらも日々をやさしく支えてくれる存在なんだと感じます。


今日も小さな気づきに感謝を込めて。

あなたにとって音楽は、どんな「優しさのかたち」になっていますか?



 
 
 

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