🌿季節が語ること、対話が導くこと
- info221737
- 7月7日
- 読了時間: 2分
おはようございます。
今朝の空はまだやわらかく、湿気を含んだ光が静かに一日を照らし始めていました。
天気予報では今日も暑くなるとのこと。でも今は、まだその予兆も静かで、過ごしやすい朝の空気が心地よく身体にしみ込んできます。

ふと見上げた枝葉の向こうに、少しずつその彩りを手放し始めた紫陽花。
盛りの美しさから、次の季節への引き継ぎ。
「変わっていく」ということの美しさと寂しさが入り混じるこの感覚に、どこか励まされるような気がしました。
🗣「オープンダイアローグ」との出会い
最近、「オープンダイアローグ(開かれた対話)」という言葉に出会いました。
もともとは精神医療の現場から生まれた対話手法。
でも読み進めるうちに、それは決して医療の枠にとどまらない、「人と人が関係を結び直す方法」だということに気づきました。
正直に言えば、私は“対話”が得意なほうではありません。
思考が先に立ち、感情がうまく言葉にならなかったり、相手の間を感じきれなかったり。
でも、オープンダイアローグには、「それでもいい」と思わせてくれるやさしさがあります。

🎶フラメンコの中の“対話”
そしてもう一つ、不思議なことに気がつきました。
フラメンコの演奏、特に即興の場面で交わされるあの緊張感と信頼感。
あの呼吸、視線、音の隙間を感じる感覚は、まさに「対話」そのもの。
カンテ(歌)とギター、バイレ(踊り)の間に流れるもの。
あれは、言葉を超えた“オープンダイアローグ”なのではないか。
🌱苦手でも希望がある
私は、対話が苦手だからこそ、学びたい。
閉じたままの自分から一歩、外へ。
そう思えるようになったのは、たぶんフラメンコと日々向き合ってきたから。
どんな不器用な音でも、誰かと向き合う姿勢さえあれば、それは“音楽”になっていく。
だから、言葉の対話も、ゆっくりでもいい、学んで育てていけるものだと、そう信じたい。
今日も、濃い一日になりますように。
誰かとの対話の中で、自分の新しい輪郭が見えてくる。
そんな一日を重ねていけたらと思います。


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