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🌿季節が語ること、対話が導くこと


おはようございます。


今朝の空はまだやわらかく、湿気を含んだ光が静かに一日を照らし始めていました。

天気予報では今日も暑くなるとのこと。でも今は、まだその予兆も静かで、過ごしやすい朝の空気が心地よく身体にしみ込んできます。


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ふと見上げた枝葉の向こうに、少しずつその彩りを手放し始めた紫陽花。

盛りの美しさから、次の季節への引き継ぎ。

「変わっていく」ということの美しさと寂しさが入り混じるこの感覚に、どこか励まされるような気がしました。





🗣「オープンダイアローグ」との出会い



最近、「オープンダイアローグ(開かれた対話)」という言葉に出会いました。


もともとは精神医療の現場から生まれた対話手法。

でも読み進めるうちに、それは決して医療の枠にとどまらない、「人と人が関係を結び直す方法」だということに気づきました。


正直に言えば、私は“対話”が得意なほうではありません。

思考が先に立ち、感情がうまく言葉にならなかったり、相手の間を感じきれなかったり。

でも、オープンダイアローグには、「それでもいい」と思わせてくれるやさしさがあります。



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🎶フラメンコの中の“対話”



そしてもう一つ、不思議なことに気がつきました。


フラメンコの演奏、特に即興の場面で交わされるあの緊張感と信頼感。

あの呼吸、視線、音の隙間を感じる感覚は、まさに「対話」そのもの。

カンテ(歌)とギター、バイレ(踊り)の間に流れるもの。

あれは、言葉を超えた“オープンダイアローグ”なのではないか。





🌱苦手でも希望がある



私は、対話が苦手だからこそ、学びたい。

閉じたままの自分から一歩、外へ。

そう思えるようになったのは、たぶんフラメンコと日々向き合ってきたから。


どんな不器用な音でも、誰かと向き合う姿勢さえあれば、それは“音楽”になっていく。

だから、言葉の対話も、ゆっくりでもいい、学んで育てていけるものだと、そう信じたい。




今日も、濃い一日になりますように。

誰かとの対話の中で、自分の新しい輪郭が見えてくる。

そんな一日を重ねていけたらと思います。





 
 
 

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