
小雨の朝、リセットの散歩 — フラメンコギタリストの日常から
- info221737
- 6月24日
- 読了時間: 2分
おはようございます。
今朝は小雨。しとしとと降る雨に、ここ数日の強い暑さがふっと和らいだように感じます。
川沿いを歩いていると、水の匂い、緑の匂いがいつもより濃く感じられました。こういう朝は、五感が少しずつ開いていくのがわかる。濡れた土の香り、草のざわめき、水面に波紋を描く雨粒の音。自然のディテールに、自分の感覚が寄り添っていく。
散歩は、僕にとって“調律”のようなものです。
ギターの音を整えるように、自分の内側の響きも毎朝整えていく。今日はどんな感情がくすぶっているか、どんな思考が散らかっているか、静かな時間にじっと向き合ってみる。
この日は、特に「リセット」という言葉がぴったりでした。
身体も、心も、そして耳も。
連日の暑さで無意識に溜まっていたものが、小雨と共にすっと溶けていった気がします。
音楽をやるということは、音の前に「聴く」ことがすべてだと、最近また強く思います。
自然の音を聴くこと。
身体の声を聴くこと。
他人の言葉を、感情を、ちゃんと聴くこと。
今日も、考えたり、耳を澄ませたりしながら一歩ずつ。
焦らず、怠らず。コツコツと歩いていきます。
ギターを弾く前の「静けさ」も、大事な練習。
さあ、今日も良い一日を


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